”数学嫌いへの道 続編” 2002.10.29(tue)
  数学に限らず長年教科を教えておりますと、ここはこう教えてこう教えれば分かるという1つの授業パターンというものを持つようになってしまい、時々生徒の
反応に鈍くなってしまいます。随時行われるスタッフミーティングでスタッフから教え方の相談があると、はたとそんな自分に気付くことがあるんですね。
そんな意味で昨年、岡本光司・元静岡大学教授(数学教育論)にお願いして行いました「楽しく学ぶ算数指導講座」(NPO静岡県教育フォーラム主催)は、本当に
いい勉強になりました。昨日、本テーマでこの日誌を書くきっかけを作ってくれた中1のT君が来まして、先週水・木曜日に個別に指導した内容の復習をやったん
ですね。中3日経っただけなんですが、やはり再び自己流に頭の中で計算してしまい、間違えちゃうんですね。あれほどくどく計算の基本に則り計算式を書きなが
ら計算していくことを教えても、中3日経つと忘れてしまう。これには私自身、その指導方法を少し反省致しました。それは計算の仕方の教え方ではありません。
やはり彼にも数学を勉強する意味をもっとしっかり把握させるべきだったんですね。数学は計算の仕方や問題の解き方を学ぶのではありません。筋道を立てて
論理的に物事を解決する数学の考え方の修得です。その上で、式の計算や関数、図形の基本的性質などの各単元毎に、基礎・基本・原理を学びながら、それを
元に問題を解決していく、それが数学(と私は思うの)です。それは他のどの教科よりもより論理的であり、答えは1つ、はっきりと出ます。それ故、これほどすっき
りと学べる教科は他にないと思うんです。”数学嫌い”な子は、その筋道の組み立ての修得が出来てないんですね。そうです、現在静岡教室で週1日高機能自閉症
の児童を、元東工大教授・故遠山啓先生が書かれた「算数の探検」を使って算数を指導しておりますが、その子とのやりとりがとても新鮮で楽しいんですね。
それは、昨年の算数指導講座同様に、20年目にして再び数学の根本を考える楽しさ、あるいは数学をどのようにして学んでいくかを実感する楽しさなんでしょうね。

 

”数学嫌いへの道” 2002.10.26(sat)
 数学嫌いになっていくパターン。こんなこと、ここで改めて”得意顔で”述べるつもりはありませんが、この頃当スクールで数学を指導しておりまして、ふとそんな
パターンみたいなものを感じざるをえないのです。言ってみれば、”自爆への道”。(ちょっと今の時代には不謹慎な言葉ではありますが。)勿論、それは突き詰め
れば”やる気の喪失”かもしれませんが、その”やる気”も分かればドンドン湧いてくるもの。逆に、分からなくなっていくと益々”やる気”は失せてしまうんですね。
だから、私達は常日頃この”分かる”という体験をいかに多く、いや、学習するすべての内容にそういう実感をさせていかなくてはならないと思うんです。しかし、
かといって1から10まですべてを教え込んでしまうと、それは教える側の教師の自己満足に終わりかねない。生徒自身が考え、「ああそうか。」と実感するのでな
ければ、”分かる”と体験ではないと思うんです。そこで、じゃあ何故”筋道を立てていって答えを導く”数学が嫌いになっていくのか。そこなんですね。”筋道”を立て
られないんですね。何故?例えば、正負の計算でお話しします。(正)+(正)=(正)は誰もが分かると思います。でも、(負)+(負)=(負)はどうしてそうなるか説明
できますか?勿論、身につまされる卑近な例ですが、借金を考えれば、簡単に説明できますよね。ところが、生徒によってはこれが疑問になります。
(正)×(負)=(負)となると、すぐに説明できない生徒が出てきます。ましてや(負)×(負)=(正)となると、いわゆる”出来る子”でも説明出来ない生徒は多いんです。
勿論、この説明は教科書に載っております。しかし、数学嫌いな子は教科書のそうしたところを読まないんです。その基本を疎かにして、しっかり理解しながら学習して
いかないから、数学が分からなくなるんですね。その原因は、やはり学習が受け身になっていることじゃあないかと思います。もう少しお話ししたいんですが、今から
富士にたて穴式住居のかや刈りに、子ども達と出かけます。続きは、また後日。



”南新屋町内会、青島第8自治区運動会で、2年連続綱引き&総合優勝!!!” 2002.10.23(wed)
  我が町内会はすごい!です。やりました!非常にローカルな話題ですが、先日10月20日(日)に行われた、ここ藤枝の第26回青島第8自治区運動会で、我が
南新屋町内会は昨年に続き、2年連続3度目の綱引き&総合優勝を成し遂げたのであります!!最後の小学生から40代までの男女が出場する総合リレーで、
優勝こそ出来ませんでしたが、アンカーのG氏が最後の第4コーナーで、2位の新南新屋町内会(総合リレー前までの総合得点で我が町内会を3点差で押さえて
第1位だったんです!)のアンカーを交わしてゴールイン。得点で4点差を付け、辛くも総合得点、僅かに1点差で総合連続優勝を果たしたのであります。し・か・し、
その優勝の立役者のG氏、ゴール後足がもつれ肩からグランドに倒れ込み、右鎖骨を骨折。気の毒に大変な”名誉の負傷”をしてしまったのです。でも、ありがとう!
Gonちゃん。このG氏の秘策が今年も功を奏し、綱引きも連続優勝!最高であります!今年もこの綱引きは最後尾を任せて頂きましたが、前列が大変頑張ってくれ
ましたので、正直楽でした。そう、当然に慰労会は盛り上がりました。ありがとうございました!m(__)m



”怠学に思う” 2002.10.15(tue)
 ちょっとご無沙汰致しました。2件法律上の相談がありまして、調べたり、知人に相談したりで、この日誌も失礼させて頂きました。昨日は不登校生を含む子ども達
5人を引き連れて、掛川の牧野塾・牧野ファーマシー薬局様の里山にお邪魔しまして、手打ちそば&燻製作り、里山遊び三昧させて頂きました。先週6日に続いての
活動、人が群れ集うことの楽しさを味わいながら、ふとタイトルの”怠学”について考えちゃいました。
  特に中学校や高校で広がっておりますこの現象。ちょっと勉強が分からなくなると、「海外に行かなければ、英語なんて関係ないじゃん。」、「そんな数学なんか知ら
なくても生きていけるもん。」などと開き直る。「先生におべっか使ってくそまじめに勉強するより、今でしかできないことを楽しまなくっちゃ。」とガングロ、ピアス、茶髪・
金髪どころか、まあびっくりのカラー髪に耽る若者。高度経済成長を成し遂げた日本も、バブル経済の崩壊から構造不況が長引き、厳しい就職戦線も手伝って生ま
れたフリーター。
 価値観の多様化が社会の多様化を産み、それに伴って学校の多様化が要求されながらも、それに対応仕切れない教育界。なぜ学ぶのかを教えない現代日本の
教育の仕組み、カリキュラムの貧困さがそうした怠学を産み出してきたと言われる。なるほどと思います。勿論その根は、久しく叫ばれ、改革を繰り返してきた大学の
入試制度にあります。様々な改革に取り組んでおります小泉内閣。でも、こちらも抜本的な改革を早急に進めなければ大変なことになると危機感を感じます。そう叫
んでいる間にも子ども達は産まれ、成長していきます。我々は学習塾の立場からなぜ学ぶかと問いかけ(それは単に受験勉強という建前論だけではありません)、
NPOの立場をもお借りて、我々に出来る範囲で教育の多様化を実践しているつもりです。



”たっくん” 2002.10.8(tue)
 先日10月6日(日)、天竜・相津マリーナで行われた7名のスタッフのカヌー練習に、小学3年生から中学3年生まで計6名の子ども達がついてきまして、また久し
ぶりに楽しい秋の1日を過ごしてきました。この夏、信州・八ヶ岳で行われた「夏さわやか合宿」に参加してくれた高校1年生のたっくんも、今回初のスタッフ研修として
参加してくれまして、彼の底抜けに明るい性格と、どんどん子ども達の間に入っていく姿に子ども達も大喜び、ついそのことをここにも書きたくなっちゃいました。姉と兄
がいるたっくん、弟がほしくてたまらなく、小さな子ども達が大好きと、こうした活動に参加してくれてたんですが、その言葉通り。子ども達もそんな気持ちが分かるんで
すね。ちょっとまた一緒に行く男の子がいないことから前日まで参加を渋っていたあの貴司君が、たっくんにずっとべったり、ほんと楽しかったようで、貴司君を誘い続
けた私も嬉しい限りでした。こうした活動の基本は、やっぱり子ども好きなことですね。子ども達は実に感性で反応するもの。理性でも、言葉でもない、行動に反応し、
感覚的に正直に反応するんですね。その意味で、自然に対応するたっくんに、ごく自然に群がる子ども達。これがリーダーとしての第1歩かな、なんて思いました。
たっくん、初のリーダー研修で、一発合格!大きな大きな太鼓判を押しちゃいます、ド〜ン!なんてね。勿論、他のリーダー達もそれぞれに良かったですよ。


 

”NPO・冬ゆめとびら合宿、助成選考されず。賛助企業募集!” 2002.10.3(thu)
  ご存じの通り、NPO法人静岡県教育フォーラムでは学校の長期休暇毎に、大自然体験や仲間作り、更には不登校生の学校復帰を目論み、小学生から高校生が
参加する合宿を実施しております。これまでテレビや新聞などのマスコミでも取り上げて頂いております通り、賛助企業の皆様を始め、大学生を中心とするスタッフの
ご支援・ご協力のおかげで確実にその成果を出させて頂いており、大変感謝しております。この冬も「伊豆・戸田村 冬ゆめとびら合宿」を計画しております。8月下旬、
夏期講習真っ直中深夜コツコツ書類を書き上げ、助成金を申請しておりました財団法人静岡県労働者福祉基金協会の「2002年度NPO法人活動助成団体」に、
9月27日、残念ながら当フォーラムは選考されませんでした。申請34団体中、6団体が選考されましたとのこと。今年度から当フォーラム事務局教室は、場所は静岡
オープンスクール本部藤枝教室を共用しておりますが、学習塾とは切り離して藤枝市教育委員会より「民間出席認定施設」として認定されましたことから、現在8名ほど
の不登校生の対応・指導を行っており、その数は月毎に増えてきております。こうしたことからも、こうした合宿はその成果を出すには大変大切な活動と捉えております。
そこで、9月15,16日のスタッフの下見合宿(勿論参加費はスタッフ全員自己負担でした。)の成果を踏まえ、当初の計画を見直し、参加費を極力押さえるべくマイクロ
バス使用をやめ、スタッフの車を借り上げ、東名利用を避けたりして経費削減を図りましたが、このご時世、やはり企業の皆様のご支援をお願いせざるをえない状況に
なっております。本ページをお読み頂いております企業の皆様、こうした趣旨をご理解の上、是非同合宿にご支援を賜りたく、宜しくお願い致します。


”静岡オープンスクール創立20周年” 2002.10.1(tue)
  昨日藤枝市勤労者福祉共済会より、勤続20年のお祝いのFAXが来まして気が付きました次第です。今の塾を始めて、もう20年なんですね。なにかあっという間に
感じます。学生時代に会社を興し、途中3年余の住宅会社勤務を除くと、数えれば24年間教育事業に携わってきたことになります。ほんとこれも一重にこんな私を支
えて頂きました数え切れないほどの生徒の保護者の方々や諸先輩、更には私の愚妻を含めたスタッフの皆さんのお陰と、厚く厚く感謝申し上げます。ありがとうござい
ました。勿論これも1つの節目、私ももっともっと自己研磨し、より創造的に、且つより積極的に取り込む”意味ある人づくり”のお手伝いが出来ますよう、精進・努力し
ていくつもりでおりますので、今後とも宜しくお願い致しますm(__)m・・・ちと堅い挨拶だったかな?