協動に思う2006.7.2(sun)
 6月30日静岡県教育委員会主催の地域社会教育指導者研修に出席し、朝10時から午後4時過ぎまで、講演、事例研究を聞き、分科会に分かれて
「社会教育行政とNPO法人との協働」についてグループワークしてきました。残念ながら、こうした演題ながら、出席したNPO法人はわずかに5法人とい
う状態でした。「創知協働」を掲げる静岡県ではありますが、金曜日という平日であることも考慮に入れても、これが行政とNPO法人との温度差の実体
なのかもしれません。当フォーラムにとりましては、平成13年度1年かけて藤枝市の諮問委員会に出席し、同テーマについて有識者のの皆さんと話し合
い、提言をまとめたにもかかわらず、いきさつはありましても今年度、先の本日誌でもお分かりの通り、藤枝市教育委員会の不登校支援に関して補助金
カットを決定する行政であります。勿論補助金カットでも、相変わらず不登校に関しての相談は相次ぎ、当フォーラムの会員の皆様と、私の運営する学習
塾も含めて数個の企業の皆様のご支援の元に、ほぼ毎日その対応をしております。このグループワークで申しあげましたが、それぞれの領域に関しまし
て役所、NPO法人共に専門であるはずです。たとえほぼ3年毎に担当者が代わる役所であっても、その領域に関してはその実体を把握していなければ、
適切な行政を行うことはできませんし、適切な施策を講じることもできません。一ヶ月前の市学校教育課のお話のように、行政は予算計画、配分に終始し
ているだけはなかろうと思います。その学校教育課との話し合いの場で強調しましたが、国の行政改革の元予算が次々に削減されていく中で行政のやる
ことは、まさにこの「協働」であります。即ち、その実行に関してはNPO法人(法人如何にかかわらず市民団体も含めて)との協働を生かし、如何にその予
算を効率的に生かし、如何に今まで以上の効果を出していくかに専念して頂き、年度ごとにでも数年ごとにでもその活動の実態とその効果を厳しく検証して、
次年度以降の協働を決定していくべきではないかと思います。いかがでしょうか。その意味で今回の市の決定は、年当初に提出した計画書外の事項であっ
た応談活動の詳細な実施報告なき実施報告書の検証の結果と受け止めなければならないと思っておりますし、一方で6月29日付けの日誌の通り、現状を
鑑み、当フォーラムはこの協働から少し距離を置き、ブロードバンド社会に対応して自立するNPO法人としての足固めをしていこうと考えております。

 

教師の不祥事に思う続編2006.7.5(wed)
  静岡新聞朝刊にも、「裏切られた信頼」と題して本日まで9回にわたってこの問題が取り上げられました。「教育とは教員と子供が人間的に結び付きながら、
成果を導き出していく営み」故に、「高い倫理観が求められ」ると言われるが、それは教師以前に人間としての倫理観です。また、「40代と言えば勤続20年前
後で、主任の肩書きが付くなど仕事上の責任が増す時期」。「経験が生きる充実期であると同時に、自信を失ったり、以前にも増してストレスにさらされる時期
である。」しかし、それは教師でなくても会社員でも仕事をしておりますと同じことです。勿論、子供たち相手に仕事をしております教師が、その仕事対象の、
ましてや我が子と同じ世代の子供たちに対して性犯罪を犯すのですから、クローズアップされているんですね。しかし、心理学的に考察しますと、定年退職を前
にして万引きで懲戒免職に追い込まれる校長先生、東大を出てエリート官僚の道を進んでいる最中、多額の公金を横領して同じく懲戒解職になった国家公務
員と同様に、高い倫理観、即ち、交流分析で言えば、特に思春期前後からの成長過程の中で、親、またはその代役を担った人達が、彼らのCP(批判的な親の
自我)と、A(大人の自我)の成長を阻害し、ないしは、それを促進してこなかったんでしょう。端的に言えば、初めて同様なことを行った時に、彼らの評価か、世
間体を気にしてそれをうやむやにしてきたか、少なくとも厳しく断じてこなかったんでしょう。適切な時期に、適切なしつけをしてこなかった結果が、あのような事
件を引き起こしたと思います。その意味で、彼らにとってそうした行為は1回や2回のことではないはずです。
いつの世にも厳しい親と優しい親は共に必要なんですね。

 

あるおじいちゃんのご冥福を祈る2006.7.8(sat)
 先日5日の夕方、一人のおじいちゃんがお亡くなりになりました。思えば、おじいちゃんは、平成15年10月のSBS静岡放送・日本医師会テレビ健康講座
「ふれあい健康ネットワーク 不登校への理解と支援」で、当フォーラムが紹介されました番組をご覧になり、当時不登校になっていましたお孫さんを案じ、
この事務所の地名と入り口の映像だけを頼りに、はるばる私を尋ねてきて頂いたのが、初めての出会いでした。私の女房もホントびっくり致しました。そのお
気持ちに感動し、私も他県に住むそのお孫さんの不登校解消に向けて、約一年の間取り組ませて頂きました。その間、おじいちゃんにも何度となくお会いし、
この日誌のも出てきますが、リハビリを兼ねて作られた、竹や小枝を利用して作られた動物の置物をたくさん頂きました。不思議でした。お亡くなりになった
その時間に、私は塾に飾られたその置物について、一人の高校生と話してしていたんですね。ご冥福をお祈り致します。