”ひきこもりの子を持つお父さん、お母さんへ その3” 2007.8.5(sun)
 最近「教育再生」の元、様々な議論がなされておりますが、人類はこれまで何十世代、何百世代にわたって子育てをしてきたのに、
いまだにどう育てたらいいのかが大きな議論の的になるほど、子育てや教育はこうすればこう育つというほど単純ではありません。
ましてや私達大人が経験したことのない、この豊かな時代、どうしていいのが本当のところわかっていないのです。誰にとっても子育ては
子どもが生まれて初めて経験するもので、迷いながら手探りでやっていくしかないのです。そうした姿を隠すことなく誠実に丁寧に取り組
むことが、大人にも子どもにも「豊かさを生きる力」をつけてくれるのはないでしょうか、と小柳教授は述べています。そして、教授はその
豊かさを生きる力を育むには、次の3つの「ぜいたく」をすることだ提言しています。
 第一の「ぜいたく」は、子どもを信頼し、肯定的に見ること。自分が周囲から信頼され、受け入れられている環境の中で育つという体験
ほどぜいたくなことはないのです。めざましい活躍をしたから、よい子だから価値があるというのではなく、今のままでいいと受け入れられる
風土の中で、自分の存在や感覚や判断を信頼するという自らを恃(たの)む力が育まれる、と教授は言います。
 第二の「ぜいたく」は、周囲の大人が大人の都合で子どもをいじり回さない、やりたいことを邪魔しないこと。自分がやりたいことに気持ち
よく取り組めることは、自分の存在や感覚への信頼を養い強め、豊かさを生きる力に繋がる、と教授は述べてます。「やいたいこと」に取り
組んでいくと、当然に思い通りにならないことや困難に出会い、苦しみます。しかし、やりたいがために、その壁も乗り越えていきます。
そもそも「したいことをさせたら、つらいことを避けるだろう」という発想が、子どもを信頼していないのです。
 第三のぜいたくは、子どもが話しかけてきたら耳を傾けること。子どもたちは、うれしいとき、驚いたとき、悲しいとき、心が疲れたり傷ついた
ときに、大人にゆっくり話を聴いてほしいのです。そんなとき、大人が忙しさに折り合いをつけて顔と心と耳を向けてくれるというのは、ほんとは
ぜいたくな体験であり、それは子どもにとっても自分が大切な存在であるんだという確信に繋がり、「豊かさを生きる力」を自ら育んでいくのです。
(引用・参照:小柳晴生著「ひきこもる小さな哲学者たちへ」生活人新書版)
 
 

 

”問題行動に走る子供たちへの対応” 2007.8.31(fri)
 今月15日からの2泊3日の夏合宿後から、夏期講習の合間を縫って、問題行動に走る子供たちへの相談・対応をしています。
30数年前から10数年そうした子供たちの対応をしておりましたが、その後しばらくはエネルギーが内にこもる不登校、引きこもりの相談・対応に
終始しておりましたことから、テレビで教育子メンテーターとしてご活躍中の、元暴走族「相州連合」2代目総長・非行カウンセラーの伊藤幸弘氏に
ご相談申し上げ、一緒に対応して頂いております。10年ほど前、ある県会議員を通じてお会いする機会がありまして、長い時間お話を聞かせて頂
きました。この間、伊藤さんの著書も2冊(「体当たり子直し」「子供に悩まされる親親にダメにされる子供」)ばかり読ませて頂きました。本当に勉強
になっております。またここでご紹介させて頂きます。