”ひとりの子どもの涙は、人類すべての悲しみより重い” 2008.12.19(fri)
12月6日の静岡新聞「現論」に柳田邦男氏が書いてありました。表題の言葉、ドストエフスキーが長編小説「カラマーゾフの兄弟」の中で
語ってる言葉なんですね。私は、日頃の対応でこの子供たちの涙によく出会います。確かに日頃は、それよりその子ども達の母親の涙に
出会うことが多いです。子どもの養育をめぐって、夫のから、またその親からも責め立てられ、かかった医者からは親が変わらなければと
言われ、どう変わればいいのか分からず、八方ふさがり状態で流す涙。しかしながら、柳田氏はその論文の中で、07年にユニセフが発表
した子どもの「幸福感」に関する調査で、「自分が孤独だ」と感じている子が、西欧の主な国々ではすべて10%未満(最も低いオランダで
2.9%)であるのに対し、日本だけが29.8%と飛び抜けて高いという。氏が言うように、子どものほぼ3人に1人が「自分は孤独だ」と感じ
ているというのは、只事ではない。母親の涙よりその子ども達の流す涙の重さを改めて考えされられました次第です。