”しばらく「小さな人間たちの詩」をお読み下さい” 2009.10.1(thu)
 先日のシルバーウィークの時に、色々な方々と話をしていましたら、「先生の今日のようなお話はHPかどこかに載っておりますか?」と尋ねられ、
そういえば、このところこのコーナーも書いていないし、この30数年の様々な体験を何等かの形で残し出していけば、今後の子供たちとの対応の
参考になるかも知れないと思い、暫く表題のコーナーを書き続けることにしました。そちらもお読み下さい。




”佐藤直美著「不登校・引きこもり脱出レポート」を読んで” 2009.10.5(mon)
 8月下旬、ふとしたきっかけでこの冊子を見つけ、注文しました。自身のお子さんの不登校脱出の記録です。読んでいくと、私は経験した心理学からの
考察と一致して大変興味深かったですね。氏は本書でこう書かれておられます。「特に小さい子供にとっての世界は家庭が全てです。ほとんどのことは
親や兄弟から学ぶしかありません。・・・もし、親が仕事で疲れ、人間関係で悩み、疲れて帰ってくるのを毎日見ていたとしたら・・きっと子供は『外の世界
ってなんてひどいところなんだろう、そんな怖いところは絶対に行きたくない』そんな風にかんじてしまうかもしれません。そして、その間違った思い込みは、
子供のその後の価値観に、大きな影響を与えるのではないでしょうか。だからこそ私たち大人は、自分の人生を自分らしく楽しく生きて、『外の世界は素
晴らしくて、人間もみんあいい人よ、だからこれからも良い事がいっぱい起きるわよ』ということを子供に感じさせてあげなければいけないと思うのです。」
いつだったか、本日誌でも書いた記憶があります”三つ子の魂百まで”と言います通り、子供がこの世に生をもうけてから先ずは家族から、あるいは身の
回りに起こったことから人生脚本の筋書きの元が形成されます。ご存じの通り、子供が「自分は親にとって大切な存在なんだ」と感じるほどの親のたっぷ
りとした愛情が親子の信頼関係を築き、子供の自信を育て、他人との信頼関係を築く基礎が出来上がります。また、氏が書かれたように、家族からある
いは身の回りの様子から自身の価値観、人間観、人生観の基礎ができてきます。例えば、友達や近所付き合いが全くない親の子供は、人間関係構築
の術を学べず、当然にスムーズな”公園デビュー”を果たせないでしょう。また、ご両親とも無口で内向的な生活をしていれば、その子供もそうした生活し
か学べず同様な生活を送るでしょう。勿論、そうした観念から子供は、それぞれに感じ、それぞれに考え、それぞれに行動していくものと思います。本ホー
ムページで連載しております「小さな人間たちの詩」をお読みになれば気づかれると思いますが、交流合宿などで感動的な同世代の仲間達との出会いを
体験すると、氏の言葉を借りれば、『外の世界は素晴らしくて、人間もみんあいい人よ、だからこれからも良い事がいっぱい起きるわよ』と言われることを
実感し、不登校、引きこもりの解消に繋がっていったと思います。